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StoryLib 1.1.0 ソースコード配布版 - リファレンス


Godot3系で動作することを確認済みですが、HTML5版にエクスポートした際に、Godotのバージョンによっては特定のブラウザ(Chromeなど)でセーブ機能がうまく動作しない場合があります。

StoryLibとは

Godotゲームエンジンで利用可能な、テキスト主体の簡易演出用フレームワークです。
これ1つでサウンドノベル風のストーリーや会話イベントなどを手軽に作成することができます。

特徴①

作家やデザイナーの方にも幅広くご利用いただけるよう、シンプルで扱いやすい設計にしました。

特徴②

テキストや画像の表示、音楽の再生、選択肢の分岐処理など、様々な命令を.txtファイルから制御でき、リアルタイムで迅速なデバッグが可能です。

特徴③

本フレームワークはオープンソースで完全無料!
どうぞご活用ください。

※チュートリアルで使用している3枚のキャラクター画像(chara1.png, chara2.png, chara3.png)にのみ、X?-Rの著作権がございます。

セットアップ方法

解凍したStoryLibフォルダ内の、readme.txtを除く全てのファイル/フォルダをGodotのプロジェクトフォルダにコピーします。そしてGodotを起動して当該プロジェクトを開き、以下のステップに従ってセットアップを行ってください。

①画像や音楽ファイルを用意します

画像はImagesフォルダ、音楽はSoundsフォルダの任意の場所にそれぞれインポートします。
※SEでループ処理の必要のないものは、エンジンから当該ファイルを選択して、インポートタブのLoopのチェックを外します。

②上記のアセットをテキストファイルで呼び出し可能にするために、Data.gdに登録します

  1. 記号付きリストpreload用変数を作り、アセットのアドレスをpreload内にコピーします(アセットをドラッグ&ドロップすると早いです)。
  2. 1をget_imageおよびget_bgmおよびget_seのうちの、目的にあった関数内に追記します。““で囲っているのが呼び出しに使う名前です。
  3. ブロジェクト >プロジェクト設定 >自動読み込みにData.gdを指定

③Splash.tscn、Start.tscn、Story.tscnのレイアウトを必要に応じて編集します

※レイアウトの編集方法については割愛させていただきます。
※ノードの順番はアニメーションの再生に影響する場合があるため、デフォルトの状態を保つようにしてください。

④StoryLib.gd内の、プロジェクト毎に個別設定をする項目を必要に応じて変更します

補足: エクスポートに.txtファイルを含む設定
プロジェクト >エクスポート >リソース >リソース以外のファイル/フォルダをエクスポートするためのフィルタ
に、*.txt を記述する。

ストーリー用テキストファイルの編集

デバッグを開始してチュートリアルを確認してください。
以下のファイルからも確認できます。

文法サンプル: Stories/opening.txt
コマンド: Scripts/Story.gd

その他の機能

・セーブデータ管理
 セーブデータのコピー、移行、削除ができます

・デバッグモード
 StoryLib.gdのis_story_debug_modeをtrueにすることで利用可能です。
 画面下部のバーから.txt内でジャンプしたい行数を入力して更新ボタンを押すと、その行に処理を移行できます。