Netflixの「アリサ、ヒューマノイド」を全話観た。
これはロボットが人々の生活に溶け込んだ近未来のロシアが舞台のドラマだ。

アリサは他の人型ロボットとは異なる性能を持つロボットだ。
家庭を維持し守ることがプログラムされていて、そのためには違法なこともできる。
話が進むにつれて、アリサはより人間らしくなっていく。

この作品は単なる近未来SFというテーマだけに留まらない、深みのあるシナリオが印象的であり衝撃的だった。
前半は家族の絆、後半は大組織との闘いが主軸となって展開され、群像劇ゆえの場面転換は観ていて飽きることはなかった。
登場人物の誰もが重要で、まるでパズルのピースのように分解と調和を繰り返す。
嘘、疑惑、裏切り、そして大勢の人が死に、多くの愛が守られた。
最後が意味深な終わり方だったので、もし続編が出るなら楽しみだ。

近年の技術革新によって、アリサのような人型ロボットの登場は、現実世界において夢物語ではなくなってきた。
その前段階であるブレイクスルーは迫りつつある。
その時人々は、機械に人道を教えることができるだろうか？
僕もお手伝い＆話し相手ロボットが欲しい！