この10年間は体感的にあっという間で、中でも驚いたのは周囲の変化だった。
少し前まで小さな子供だった人が、最近の写真ではほとんど大人なっていたり、ついこの前まで学生だった人が、いつの間にか社会人経験を積んでいたりと、時の流れを感じられる変化が連続で起きている。
みんなそうやって成長して、新しい関係性を作って、場合によっては家族を増やして幸せになっていくんだね。

いくら寂しいと感じても、時を巻き戻したいとは僕は思わないんだ。
思い出っていうのは、それぞれの記憶の中にあるから特別で、たまに振り返ることはあっても、みな必ず先へ進んでいくからそれを大切にできるんだ。
僕の夢は最低でも300年生きることだ。子供の頃にそう決意した。
だからこういう10年をあと27回ぐらい経験しないとね。