この前紹介したライアーハープのメンテナンス用品が必要な分届いたので、早速修復作業に取り掛かった。

古く錆びた弦を外し、本体をクリーナーで丁寧に拭いた。
中央の剥げた模様の塗装には、黒と金の絵の具を混ぜたオリジナルカラーを使用した。
そして新しい弦を張り、一本ずつ調弦していった。専用のチューナーがあればよかったが、あいにく用意していなかったため、自分の耳を頼りに1時間半ほどかけて全ての弦の音を揃えた。

修復が完了して魔力が回復した楽器の音は、以前よりも確実に良くなった。
事前に音の取れる箇所で少し曲の練習をしていたが、これからは全ての音階を使って奏でることができる。

こうして僕の癒し愛テムがまたひとつ増えた。