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blog:2025:05:2101

家族と列車に乗りそこねた夢

その夢で僕は、どこかのローカル線の車中で布団を敷いて寝ていた。向かいの席には異母妹がいて、これからどこかへ出発する予定らしい。
そして異母妹の母親が駅のホームからこちらへやって来る気配がしたが、次の瞬間にはその列車の中には僕と僕の母親がいて、異母妹の姿はどこかに消えていた。

発車の時刻が近付いてくる。
しかし一緒に旅をするはずの父親の姿が見えない。
僕と母は父を探すために貴重品を座席に置き、駅のホームへ出た。
階段を上がって広い通路まで行くと、父がこちらへ歩いてくる姿が見えた。
すると列車は動き出し、僕たちは列車に置いて行かれそうになった。
急いでホームに戻り、列車を停めてもらおうとする。あの列車にはスマホを含む貴重品が置きっぱなしだから、乗り遅れるわけにはいかない。
そこでその列車が昔の蒸気機関車のような形状をしていたことを認識した。
動き出した列車の側には、僕たちと同じく乗り遅れそうになっている人が何人かいて、彼らはすでに駅員に頼んで列車を停めてもらっていた。彼らは暗っぽい色のロングコートにハンチング帽と、やけに古めかしい姿をしていた。

さあ僕たちも乗らなければ。
そこで父親がちゃんとついて来ているか気になり、ふと後ろを振り返った。
そこで夢は終わった。

あの列車はあの世行きだったのかもなぁ。

blog/2025/05/2101.txt · 最終更新: by X?-R

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