====== 最近飲んでいるサプリが効いた話 ====== まず述べておきたいのは、サプリメントというのは普段の食生活で不足している栄養素を補うものであり、年齢・性別・体質などによって効きやすさは異なるということだ。 それを踏まえてこのページをお読みいただければと思う。 ---- 僕の場合は遺伝的な特性によって、一般的な成人と同じ量を食べることは難しい。そこで少ない食事量の中でそれなりに栄養バランスを考慮しながら食事をしていたつもりだが、やはり一部の栄養素については慢性的な栄養不足に陥っていたようだ。 さらに僕の場合は体質性黄疸になりやすい。これは環境的なストレスで悪化しやすく、皮膚が黄色味を帯びたり、色素沈着を起こしたような黒ずんだ色合いになることがある。 また、これも遺伝的なものだが、体が紫外線に過敏に反応し、紫外線に晒された皮膚や、目や鼻の粘膜が炎症を起こすことが度々ある。この体質のせいで、子供の頃は外での体育の授業をほとんど欠席した。 僕は子供の頃は金髪でかなりの色白だったが、大人になるにつれて体質性黄疸の症状が出やすくなり、20代前半には紫外線の影響とみられる慢性的な色素沈着ができていた。特に頬周辺が常に赤みを帯びるようになり、食後に顔全体が黒ずんだようになったりもして、自身の胸の辺りや二の腕の裏などと比べても明らかに違う色をしていた。 そして昨年末から[[+tab|..:10:3102|肝臓が原因と思われる症状]]が幾つも出始め、今思えば身体的に非常に辛かった時期だった。症状が一番酷かった時に病院へ行けばよかったが、当時はそれほど深刻とは感じておらず、自分の力で何とかしようと考えていた。 それに、少し具合が悪いだけで病院へ行くのは、忙しい医療従事者に対して申し訳ないという思いが常にあった。しかしそれ以上に、当時は人付き合いに対してナーバスになっていて、なるべく他人と関わりたくなかった。それが病院を避けた一番の理由だ。 なにはともあれ、黄疸は肝臓のビリルビン分解能力の低下が原因だ。つまり肝臓に必要な栄養素を補給して肝機能を上げてやれば、肝臓に起因すると思われる症状が改善するのではないかと考えた。 ---- そこで今年の8月に、それまで1年以上飲んでいたクリスタルトマトから、ナウフーズのL-システイン500mgに切り替えた。 正直、僕にとってクリスタルトマトはイマイチだった。それもそのはず、同サプリのL-システイン含有量は50mgで、ナウフーズの10分の1だ。しいて言えばプラセボ効果で何となく効いているかな?と感じられたぐらいだ。 ではナウフーズのL-システインはどうだろうか。 先に結論を言うと、これは非常に良く効いた。決して大げさではなく、まるでそれまで悩んでいたほとんどの肌トラブルが解消されたかのようだった。 どのような効果があったかというと、飲み始めて三か月が経とうとする頃に、ふと目の下の赤みが薄くなっていることに気付いた。その部分を触ると、以前は硬くザラザラしていたのが柔らかく滑らかになっていた。それから数日のうちに赤みや黒ずみはさらに引いていき、毛穴が目立たなくなり、手の平や足の裏の黄ぐすみが消え、全身の肌色が均一にトーンアップしていった。このトーンアップは二瓶目を飲み始めた今も進行中だ。 そして腕や背中やお尻などの全身の肌触りが良くなり、表情を変えた時の肌のツッパリ感がなくなって、皮膚炎が原因と思われる痒みも激減した。特に背中は小さい頃から最近まで周りの大人からザラザラを指摘されていたので、これが改善されたのは嬉しかった。 また、このサプリの影響かどうかは不明だが、飲み始めて二か月後ぐらいに利尿作用が正常になった。 具合が悪いのを引きずっていた時はむくみがちだったので、これでシルエットが改善されたのは良かった。 そして腹の奥がスーッとしたような軽やかで爽やかな感じになり、肌の改善によってメンタルも安定した。 このようにL-システインには、肝臓の解毒機能をサポートしてビリルビンの正常な代謝や排出を促し、全身に抗酸化作用を行き渡らせることによって肌の炎症を抑え、生まれ持った肌色のトーンに近付ける作用がある。これらの効果はまずは体の内側から効いていくので、皮膚で実感するにはやはり数か月(大体一瓶飲み終える頃)かかるとみておいてよいだろう。 ナウフーズのL-システインには、主成分のL-システインの他にビタミンCとビタミンB6が配合されている。 ビタミンCはL-システインと協調的に作用して酸化ストレスを排除するのに役立ち、ビタミンB6は皮膚・粘膜の炎症や神経症状(イライラや不安感)を緩和するほかに、ヘモグロビンの合成を助けたりPMSの症状を和らげたりもする。 このような相乗効果が見込めるため、これらの症状にお悩みの方にも向いているサプリといえるだろう。 ---- 効いたのは嬉しかったが、裏を返せばそれだけ病的で栄養&注意不足だったんだなぁ。 しかし子供の頃からの皮膚トラブルが改善されたのは非常に大きいので、これからもQOL維持のためにこのサプリを飲み続けるつもりだ。 このサプリの注意点として、糖尿病になりやすい体質の人は稀にそのリスクを高めてしまうかもしれないということなので、もしそういう体質でこのサプリを使用したい方は、お医者さんや専門家に相談するか服用の量や期間を調整するといいだろう。 僕の場合はプロポリス500mgも同時に摂取して、慢性鼻炎の緩和や粘膜からの出血防止や糖尿病予防に役立てている。 {{:blog:2025:11:2025113001.jpg?400|}} また、より抗酸化やアンチエイジングに特化した成分として、NAC(N-アセチルシステイン)というものがある。これは強力な抗酸化物質であるグルタチオンの材料となる成分で、グルタチオン単体やL-システインよりも安定していて、より効きやすいとされているものだ。 冒頭にも述べた通り、サプリの効きやすさは人それぞれなので、上記の報告は参考程度にしていただければ幸いだ。