====== 青薔薇の系譜を辿る ====== 並びは作出年または出願年が古い順。 交配親は流通品種データベースの登録情報を一次情報として扱う。 特に重要な品種については太字で表記。 ※遺伝子組み換え品種のアプローズは除く。 |<100% 25% 40% 35%>| ^ 名前 ^ 交配親 ^ ロザシアニンとの関連 ^ | **グレイパール**\\ (1945年) | (Mrs. Charles Lamplough×実生)\\ (Sir David Davis×Southport) | くすみ色系バラの祖\\ スターリングシルバーの片親の可能性あり | | ラベンダー・ピノキオ\\ (1948年) | ピノキオ\\ **グレイパール** | 可能性あり\\ 結実しやすい | | グレッチャー\\ (1955年) | 実生\\ ラベンダー・ピノキオ | たそがれの種子親 | | **スターリングシルバー**\\ (1957年) | 実生\\ ピース | 2015年特許資料で列挙\\ 青紫系バラの祖 | | ブルームーン\\ (1964年) | (**スターリングシルバー**×実生)\\ 実生 | 可能性あり\\ 2015年特許資料で列挙 | | レディエックス\\ (1965年) | 実生\\ Simone | 可能性あり\\ 2015年特許資料で列挙 | | たそがれ\\ (1965年) | グレッチャー\\ 実生 | 青竜の祖先\\ 結実しやすい\\ 小林森治氏作出 | | シルバースター\\ (1966年) | **スターリングシルバー**\\ マジェンタ | 可能性あり\\ 2025年特許資料で列挙 | | **マダム・ヴィオーレ**\\ (1981年) | (「レディエックス×**スターリングシルバー**」由来実生同士の交配から選抜した系統)\\ **スターリングシルバー** | あり\\ A1/A2/Bが単離・構造決定された代表品種\\ 寺西菊雄氏作出 | | **オンディーナ**\\ (1986年) | [(たそがれ×実生)×実生]\\ すみれの丘 | 青竜誕生のための重要品種\\ 小林森治氏作出 | | **青竜**\\ (1992年) | **オンディーナ**\\ (実生×**マダム・ヴィオーレ**) | あり\\ 脆弱で不稔性\\ 小林森治氏作出 | | ブルーヘブン\\ (2002年) | 実生\\ カワモ・ブルー | 祖先にシルバースター\\ オンディーナ系統の可能性あり\\ 河本純子氏作出 | | ケイハブルー\\ (2004年) | **マダム・ヴィオーレ**\\ シルバースター | 可能性高い\\ アプローズの宿主 | | マダム高木\\ (2007年) | 不明\\ 不明 | マダム・ヴィオーレ系統の可能性あり\\ 寺西菊雄氏作出 | | 青の軌跡\\ (2008年) | **青竜**\\ 不明 | 青竜の直系\\ 小林森治氏作出 | | ポルトブルー\\ (2024年) | 不明\\ 不明 | 可能性あり\\ 木村卓功氏作出 | 【2015年特許資料】[[+tab|https://patents.google.com/patent/WO2015178385A1/ja|バラ色素化合物の新規な用途]] 【2025年特許資料】[[+tab|https://patents.google.com/patent/WO2025069446A1/ja|肌の透明感向上剤、及び肌の透明感を向上させるための食品]] ロザシアニンは「持っていれば必ず青くなる」という単純な色素ではなく、量、花弁pH、共色素、赤みの少なさ、花弁の質感、退色の仕方などが関係している。レビュー論文でも、ロザシアニン含有バラの交配から灰紫・モーヴ系の青バラが作られたとされており、現実には灰紫・藤色・青みのあるモーヴとして現れることが多い。そのため、交配素材として考えるなら、 * スターリングシルバー直系種: 青紫系の源流 * ブルームーン: 比較的強健化された青紫系ハイブリッドティーローズ * マダム・ヴィオーレ: ロザシアニン実証済み品種 * オンディーナ系: 強健さに欠けるが青みを追求した系統 という理解でよいだろう。