====== キリスト教の皮を被ったやつら ====== 先月の8月31日にとんでもないニュースが琉球新報にアップされた。 [[+tab|https://ryukyushimpo.jp/national/entry-5491325.html|辺野古転覆の直後 遺族への謝罪「動かないで」 死亡した船長所属の基督教団が反対協に働きかけ 沖縄]] 上記は有料記事となっているため、見出しやネットの反応から内容を把握した。 簡潔に言うと、辺野古転覆事故に関わっていたヘリ基地反対協議会に対して、日本基督教団が、遺族や学校への謝罪に動かないでくれと要請していたという話だ。また、この件に関わっていた高校側の引率教員の一人が休職を申し出たが校長がそれをさせずに、後に自殺していたことが以下のニュースで分かった。 [[+tab|https://news.yahoo.co.jp/articles/e471aed377d227b5db92ff298c304c3b947e0ad9|辺野古沖転覆事故「自分のせいだ」と漏らし… 同志社国際高校の59歳教諭が死亡 「校長に『休職させてほしい』と願い出るも、引き止められた」]] この日本基督教団というのは、日本のキリスト教の中のプロテスタントという教派の中で、最大の規模と影響力を持つ組織だ。ちなみに元首相の石破茂氏もこの組織で洗礼を受けてクリスチャンになっている。 話を進める前に、キリスト教の諸教派について簡単におさらいしておこう。 キリスト教にはカトリック、東方正教会、聖公会、プロテスタントなどの教派がある。 その中でバチカンのローマ教皇をトップとする教派がカトリックで、これは格式のある教会や、独身の神父やシスターの存在などでも知られている。キリスト教の中では最もメジャーな教派なので、ご存じの方は多いだろう。 東方正教会は主にロシアなどの東欧を中心として広まっている教派で、これも歴史が非常に古い。イコンがあるといえばピンとくる方もいるだろう。 聖公会はカトリックと後述するプロテスタントの中間のような教派だ。カトリックよりもルールが柔軟で、LGBTに寛容な教会が多く、女性も司祭になれることがある。 そしてプロテスタントは、カトリックや聖公会よりも多くの点で柔軟であり、聖書の解釈も組織によって様々だ。カトリックで言う神父的な存在は牧師と呼ばれ、女性も牧師になれることが多く、彼らは必ずしも独身である必要はない。 これらの違いを踏まえて近所の教会を探してみたら、僕の住んでいる自治体はほとんどがプロテスタント系だった。やはり日本基督教団系列の教会がメジャーなようで、それ以外の小規模な教会も幾つかあった。 その道に詳しい方によると、プロテスタントはそれぞれの教会に個性があり、教会によって気風が全く異なることも珍しくないという。要はそれだけピンからキリまであるということで、比較的画一化されたカトリックよりもやはり実態が掴みにくいといえるだろう。 そのような不定性がプロテスタントにあるがために、今回の辺野古の件と日本基督教団との関係性が結びついてしまったのだろう。実際はこれ以前から日本基督教団は様々な問題を起こしていて、それは調べればすぐに出てくるのでここでは割愛する。 そして日本基督教団の内部では、沖縄の基地問題、平和運動、人権問題などに積極的に関わるべきだとする立場の社会派と、教会の本分はあくまで礼拝と伝道であり、政治的・社会的な運動に軸足を置くべきではないとする立場の教会派の二種類がおり、現在ももめているらしい。 今回問題になっているのはおそらく社会派のほうで、ここに従来のプロテスタントとは一線を画す勢力が潜んでいるのでは、というのが僕の推測だ。この勢力には宗教的な信仰心はあまりなく、主に朝鮮半島や中国共産党などと関係が深くて、デモや座り込みなどの特殊な活動を主導している人々が含まれていると思っている。このような人々がキリスト教だなんてとんでもない話だし、本物の信仰を持って組織に所属しているクリスチャンの方々も、彼らの存在についてはさぞかし迷惑していることだろう。 僕はクリスチャンやその他の新興宗教の方々と実際に交流したことがある。彼らは非常に良い人たちで、親切で礼儀正しく、ちゃんとした格好をしていた。末端がそれほど真面目で美しいのに、上に行くほど腐敗が進むというのは組織ではよくある話だ。とりわけ宗教の世界ではそれが酷く目につく。だから日本では、宗教というのはやや近寄り難い存在のように感じられるのだろう。 今回のニュースの件を皮切りとして、おそらく他にもこの教団関連のニュースが出てくるかもしれない。 そうなった時、彼らが統一教会のような末路を辿るのか、それとも組織の病巣を切除して再生を図ろうとするのか。 宗教は人によっては大きな心の拠り所だ。そのような居場所がこれ以上ならず者たちによって穢されないよう、部外者である僕はただ祈るしかない。