今年感動したカラコン

僕は30代後半でコンタクトレンズを使い始めた時からずっとカラコンを入れている。
カラコンのメリットは、瞳の印象を自由に変えられることや、ベースの目の色には合わせづらいファッションを楽しめることだ。
単にコンタクトレンズという点で言えば、視野が広がり裸眼で見るのと同じ距離感で空間を認識することができるようになったお陰で、ものにぶつかったり見落としをすることが減った。また、目の粘膜が弱く、外部からの刺激や気温の変化等でアレルギーを起こしやすい身としては、良質な素材で作られたUVカット入りのコンタクトはQOLを大幅に向上させてくれるので非常に有難い。
このように、僕にとってコンタクトレンズは今や生活に欠かせない愛テムなんだ。


初めて眼科で処方箋を貰って購入したカラコンは、「Jhonson&Jhonson」の「ワンデーアキュビューディファインモイスト フレッシュグレーゼル」で、その次に「Alcon」の「エア オプティクス カラーズ グレー」(デザイン変更前の瞳孔径が比較的狭いもの)をしばらく使用していた。この二つは日本でも販売されており、大手メーカーが製造販売しているため、カラコンの中では比較的安全性が高いと言われている。実際その通りで、これらのレンズを使用中に目にトラブルが起きたことは一度もなかった。

その後、韓国の「I-LENS」というところの「Hybrid Premium」のVioletや、「New Hybrid Edge」のGrayを長らく愛用していた。これらのシリーズはどれもナチュラルな色合いで、瞳孔径が一般的なカラコンよりも狭いため本物の再現度が高く、コスパもよかった。
これらのレンズは一年間使用可能となっていた(現在は6か月)が、目のトラブルを防ぐために1~2か月ごとに交換していた。レンズ自体に不良がある場合にも備えて、よくまとめ買いしておいたものだ。

ここから最近の話で、今年の下旬にそれまで使っていたカラコンを他の種類に切り替えることにした。それでこの切り替え時期に様々なメーカーのレンズを調べたり試したりしていたんだ。
日本人向けに販売されているカラコンには、輪郭を大きくしたり、ブラウンベースにさりげない変化を加えるものが多い。僕は自分の顔立ちにはグレー系が合うと思っていて、高発色かつ自然に見えるカラコンを探していたから、必然的に海外のサイトを探し回ることになった。

中国に拠点がある店を何軒かチェックしたら、あちらは複数の販売サイトを作って商品は一か所で管理をするという販売の仕方をしているところが多く、どのサイトも似たり寄ったりの品揃えやサービスだった。そしてレンズの種類がとにかく豊富で高発色のものが多く、魅力的なデザインも沢山あった。

中国方面から購入したレンズで特に良かったのは、「Unibling」の「Flirting Grey」と「Rome Time Gray」。
このショップのレンズはUVカット機能付きだ。


Flirting Greyは瞳孔径がI-LENSで購入したレンズよりも狭く、ベースの色と調和するように瞳を輝かせる効果があり、目元が一気に華やかになる効果を体感できた。


Rome Time Grayは高発色かつクール寄りのグレーでありながら主張を抑えた上品な色合いで、着色直径も自然な目の幅に近いため、幅広いファッションに合わせやすいと感じた。

僕はグレー系では比較的温かみのある色、例えばイエローやヴァイオレットなどが混ざった色が好みなのだが、Rome Time Grayに関してはもう少し瞳孔径が狭ければずっと使い続けたいと思わせられるほどの魅力を感じた。
それでそれに近いレンズを探していたら、あるショップに辿り着いた。


そこは韓国の「Urban Layer」というサイトで、リアル寄りのカラコンを専門に扱っているショップだ。
ここのレンズの特徴は、非常にタイトな瞳孔径のデザインを多数展開していて、近くで見ても本物と錯覚するほどの完成度の高さだ。それに加えてシリコンハイドロゲル素材でUVカット機能付き。これは是非試したいと思い、支払いのためにPayPalの口座を開設した。

それで僕が購入したのは5種類のレンズだ。一度の注文で複数購入したので、実際は3回注文したことになる。なぜそうしたかというと、Urban LayerのレンズはBCが8.7mmのものが多く、僕の目玉には少し大きいかもしれないと思ったからだ。

最初に注文したのは「Cleopatra Gray」と「Orlando N Gray」。
Cleopatra Grayを装着した瞬間、その美しさに思わず声が出た。


瞳孔径は3mm以下。中心付近の暖色がベースの瞳の色と見事に調和し、外側のミディアムグレーに向かって自然なラインを描いている。輪郭の太さは好みが分かれるところか。このレンズのBCは8.7mmで、片目に若干の緩さを感じたが、つけているうちに気にならなくなった。


Orlando N Grayは中心から外側に向かって真っ直ぐな放射状のラインが伸びていくデザインだ。このレンズにも暖色が使われていて、Cleopatra Grayよりも暗く落ち着いた石のようなグレーだ。輪郭の模様が画一的なので、マネキンのような人工的なスタイルや、カッチリとしたファッションに合わせやすいだろう。このレンズのBCは8.6mmで装用感は非常に良く、視界も全く問題なかった。

BC8.7mmでも大丈夫なことが分かり、次に注文したのは「Angeles N Ash Gray」と「Angeles N Violet」。これらは同じシリーズのレンズで、Orlando N Grayのような放射状のラインを穏やかな色味でブレンドし、ベースの輪郭を横線でぼかすようにして全体的に優しい印象にしたデザインだ。


Angeles N Ash GrayはRome Time Grayを思わせる明度で、それにタイトで暖色のぼかしがある瞳孔径を加えたようなレンズだ。自身の顔のバランスともマッチし、まさにこれが探し求めていたレンズだと感じた。ただやはり片目が少しだけ緩く、そちらの側だけ視界の端にレンズの着色料によるぼやけをわずかに感じた。それにはすぐ慣れたが、もしこのデザインでBC8.6mmのサイズがあれば本当に最高だった。


左上から右下に向かって、自然光の室内、安定した天候時の窓際、日差しの強い窓際、オレンジ照明下の室内。静止画では伝わりにくいが、実物はもっと透明感があって自然に見える。グレー系は周囲の明るさによって色合いが変化するから面白い。


Angeles N Violetは紫がかった青色で、Ash Grayよりも明度が低く落ち着きのある色合いだ。これも中心に暖色が入っていて、同じく暖色ベースの目によく馴染むと感じた。

ここまででAngeles N Ash Grayがとても気に入ったので、三回目はそれをもう1セットと「Glacier Gray」を注文した。


Glacier Grayは波打つような虹彩の模様が立体的でとても美しい。中心に暖色のぼかしがなくブルー系のグラデーションのみのため、瞳孔径は非常にタイトに見える。正面から見るとキュッと締まった瞳孔が印象的で、まるで本物の瞳のようだ。このレンズが似合うようになれたら、きっと格好良いだろうなぁ。

余談だが、Urban LayerからFedExの速達で配達してもらう時は、入力フォームの住所氏名は英字アルファベットで入力しよう。もし日本語で送信してしまうと、「英語で送り返してね」などと英語で書かれたメールがきちゃうゾ。


そういうわけで、僕の新しいカラコン探しの旅は一段落した。
Urban Layerのタイトな瞳孔径のレンズに慣れてしまうと、もう以前の水準の瞳孔径のレンズには戻れない。これらは美容先進国韓国ならではのこだわりを感じさせられるレンズだ。
来年の初めには、中国の販売サイトでもこういうデザインで度付きのものが販売されるそうだ。
規格の関係で難しいかもしれないけど、こういうリアル系のレンズを日本でも作れるようになるといいね。