最近は僕の住んでいる地域もだいぶ暖かくなってきた。
こちらでも桜が咲いていて、自室から桜を見ることができるので毎日がお花見気分だ。
そんなほんわかとした季節を楽しみながら、冬の間の生活習慣を新しいものに替えている。これは衣替えの拡大版のようなものだ。
新しい音楽を幾つも聴き、庭いじりに知恵と体を使い、就寝時間を少し早めにして、タスクを整理してあえて暇な時間を作る。脳に新鮮な刺激を送って、停滞していたパフォーマンスを元の水準に引き上げるんだ。そんな風に思考パターンを変えていくとネガティブファンタジーを感じることは自然と減り、物事を行う意欲や判断力が戻ってきて、他人のことや些細なことがあまり気にならなくなった。
そして、数か月間ご無沙汰だった髭が伸びてきた。と言っても僕の髭はそんな大したものじゃなくて、産毛を若干濃くしたぐらいだ。
ここまでで僕の体の性ホルモンはテストステロンが優位となって心身のバランスを保っていることが分かってきたので、それを踏まえて考えると、やはり昨年はホルモンバランスの急激な乱れが不調を呼んでしまったのかもしれない。仮にそうだとしたらその原因は理解しているから、今後はそうならないように気を付けていく。
また、同じく数か月間、自身の中からいなくなっていたもう一人の自分が戻ってきた。こちらの自分は昔から少し自意識過剰で偏執的なナルシストで、僕は数十年間、彼を完全に受け入れることに躊躇していた。夜のイメージの中で、彼の手が僕の両肩を掴むあと一歩のところでそこからすり抜けて、何とか基本のポジションを保つ。それをずっと繰り返してきた。
でも、もうそんな抵抗をする必要はなくなった。これからはもう一人の自分を完全に受け入れて、それと同化することにしたんだ。
そのほうが長期的に見て長生きできそうだし、今の状態よりも良い方向へ自身を進められると思ったからだ。
そう考えた最大の根拠は、これまでに測定したホルモン値の結果だった。それは僕に前向きな力を与えてくれるには十分な科学的裏付けだった。
数日後にテストステロンとコルチゾールを再び測定する。
前回よりも良い結果になっているといいな。