白つる薔薇の枝変わりを見た!

我が家の庭にあるこの白薔薇は、半つる性で暑さや寒さに強く、一季咲きの特徴であるパワフルな咲き方を見せてくれる。そして白薔薇独特の優しげな香りが、嗅ぐ人の気持ちを豊かにさせてくれるんだ。
この薔薇は昔知人から貰ったものであるため品種は不明だ。しかしネットで調べるとある程度特定は可能で、どうやらアルバ系の仲間かもしれないということが分かった。
アルバ系というのはオールドローズの一種で、ヨーロッパにおける白薔薇の祖先とされている。概要では、病気や寒さに非常に強く、樹勢が強いため大きく育ち、一季咲きでダマスク系の甘く上品な芳香を放つとある。まさしく我が家の白薔薇と特徴が一致している!

そんな白薔薇が昨日の朝、変わった花を咲かせた。



細い枝から伸びた花弁には、まるでアサガオのような印象的なピンク色。

このように、品種本来の特徴とは異なる特性を持つ枝や花が現れることを枝変わりという。原因は接ぎ木の影響や先祖返りや突然変異などだ。この白薔薇の場合は先祖返りか突然変異が濃厚で、もしかするとキメラの可能性もあるだろう。

AIによると、アルバ系の正確な親は不明だが、カニナ系とダマスク系、またはカニナ系とガリカ系を含む古い自然雑種が起源だと考えられている。そしてこの中のガリカ系統に、この枝変わりの形質の特徴を持つ花があった。となるとやはり片親はガリカ系で、この白薔薇は先祖返りを起こしたのだろうか?

アルバ系の遺伝子セットは6つあるので六倍体だ。ガリカ系とダマスク系は四倍体で、カニナ系は五~六倍体。少なくとも四倍体の原種が祖先に含まれていることはほぼ確実で、それらの面影が顔を出したのかもしれない。もしこの花が四倍体だったら、現代バラと交配可能だ!

とにかく珍しい現象であることは確かなので、実験交配用におしべを採取しておいた。でもこの日は風が強かったせいか、花粉はほとんど出なくなっていた。同じ枝からあと二つのツボミが出ているから、それらもピンク色だったらそれのおしべも採取したい。