その夢の中の自宅の周囲はいつも以上に木々が生い茂り、全ての階は拡張されていた。
一階には立派な縁側のある和風の広間があり、その真上の二階には広い窓が幾つもついた洋風の広間が増築されていた。
二階の新しい広間からは遠くの花火大会の様子を見ることができる。そこはまさに絶景ポイントで、自宅には何人かの親戚や知人がやって来ていた。しかし彼らは皆黒い影のような見た目で、どこの誰だかまるっきり実体が掴めなかった。にもかかわらず、自分に近い人だなというのは何となく分かった。
夢の中の彼らはすでに亡くなった人々で、自宅のようだったあの場所はあの世に近い空間だったのかもしれない。