ユーザ用ツール

サイト用ツール


blog:2026:05:2902

青い薔薇を夢見たい

薔薇活中ということで、この機会にサントリーの『アプローズ』の切り花を一輪購入した。
アプローズは遺伝子組み換え技術によって青色色素のデルフィニジンを花弁に蓄積させた薔薇で、そのために他の紫系の薔薇とは少し異なる、シックで独特な薄紫色を備えている。ブルームーンに似た強い香りを放ち、見た目も非常に良い。素体はケイハブルー(マダムヴィオレとシルバースターの交配)という品種だそうだ。


届いたばかりのアプローズ。


2日後のアプローズ。
付属の保存液はあまり効かなかったようだ。


枯れかけのアプローズ(左)と紫系のリナルド(右)。
アプローズは朽ちるほどに濃い紫色になっていく。花弁の裏に出ている色素もデルフィニジンによるものだ。
生殖細胞(花粉)にはこの青色特性は引き継がれないらしく、自然界に配慮した設計となっている。

そんなアプローズの色や形や香りを脳に焼き付けながら、向こう10年の夢を思い描いてみた。
僕も青薔薇作りにチャレンジしてみようかな。


アプローズよりも青さを感じる薔薇といえば、小林森治氏作出の青龍が有名だ。近年、青龍からバラ独自の青色色素であるロザシアニンが発見された。青龍は近親交配を重ねることであの独特な青さを獲得したものの、その代償として非常に弱く育てにくくなってしまった。まるでハプスブルク家の青い血のように。

2024年に作出されたポルトブルーもロザシアニン系のような、独特な青みを感じさせる色合いだ。
僕の庭にもこの薔薇を一株迎えたから、これからが楽しみだ。

blog/2026/05/2902.txt · 最終更新: by X?-R

Donate Powered by PHP Valid HTML5 Valid CSS Driven by DokuWiki