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blog:2026:05:3101

青薔薇の系譜を辿る

並びは作出年または出願年が古い順。
交配親は流通品種データベースの登録情報を一次情報として扱う。
特に重要な品種については太字で表記。
※遺伝子組み換え品種のアプローズは除く。

名前 交配親 ロザシアニンとの関連
グレイパール
(1945年)
(Mrs. Charles Lamplough×実生)
(Sir David Davis×Southport)
くすみ色系バラの祖
スターリングシルバーの片親の可能性あり
ラベンダー・ピノキオ
(1948年)
ピノキオ
グレイパール
可能性あり
結実しやすい
グレッチャー
(1955年)
実生
ラベンダー・ピノキオ
たそがれの種子親
スターリングシルバー
(1957年)
実生
ピース
2015年特許資料で列挙
青紫系バラの祖
ブルームーン
(1964年)
(スターリングシルバー×実生)
実生
可能性あり
2015年特許資料で列挙
レディエックス
(1965年)
実生
Simone
可能性あり
2015年特許資料で列挙
たそがれ
(1965年)
グレッチャー
実生
青竜の祖先
結実しやすい
小林森治氏作出
シルバースター
(1966年)
スターリングシルバー
マジェンタ
可能性あり
2025年特許資料で列挙
マダム・ヴィオーレ
(1981年)
(「レディエックス×スターリングシルバー」由来実生同士の交配から選抜した系統)
スターリングシルバー
あり
A1/A2/Bが単離・構造決定された代表品種
寺西菊雄氏作出
オンディーナ
(1986年)
[(たそがれ×実生)×実生]
すみれの丘
青竜誕生のための重要品種
小林森治氏作出
青竜
(1992年)
オンディーナ
(実生×マダム・ヴィオーレ)
あり
脆弱で不稔性
小林森治氏作出
ブルーヘブン
(2002年)
実生
カワモ・ブルー
祖先にシルバースター
オンディーナ系統の可能性あり
河本純子氏作出
ケイハブルー
(2004年)
マダム・ヴィオーレ
シルバースター
可能性高い
アプローズの宿主
マダム高木
(2007年)
不明
不明
マダム・ヴィオーレ系統の可能性あり
寺西菊雄氏作出
青の軌跡
(2008年)
青竜
不明
青竜の直系
小林森治氏作出
ポルトブルー
(2024年)
不明
不明
可能性あり
木村卓功氏作出

【2015年特許資料】バラ色素化合物の新規な用途
【2025年特許資料】肌の透明感向上剤、及び肌の透明感を向上させるための食品

ロザシアニンは「持っていれば必ず青くなる」という単純な色素ではなく、量、花弁pH、共色素、赤みの少なさ、花弁の質感、退色の仕方などが関係している。レビュー論文でも、ロザシアニン含有バラの交配から灰紫・モーヴ系の青バラが作られたとされており、現実には灰紫・藤色・青みのあるモーヴとして現れることが多い。そのため、交配素材として考えるなら、

  • スターリングシルバー直系種: 青紫系の源流
  • ブルームーン: 比較的強健化された青紫系ハイブリッドティーローズ
  • マダム・ヴィオーレ: ロザシアニン実証済み品種
  • オンディーナ系: 強健さに欠けるが青みを追求した系統

という理解でよいだろう。

blog/2026/05/3101.txt · 最終更新: by X?-R

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