薔薇園へ行った時の話
書くのが遅くなったが、先月にとある薔薇園へ行ってきた。
5月は丁度見頃の時期だったので沢山のバラを観察することができた。
バラに対する向き合い方は人それぞれだ。
花を愛でる人、その花の成り立ちを探求する人、その花から未来の花を想像する人。
僕は上記の全てに当てはまる。だから自分にとって今年の薔薇園は特に行く価値がある場所だ。
今回は青バラ作出のためのヒントを得るために実物を見に行った。それらの写真を中心に何枚かご紹介しよう。

賑やかな雰囲気で香りも良いシャルール。
樹高は1m程度とコンパクトながら、その発色の華やかさは十分なアクセントになる。

河本純子氏作出の青バラ、ミスティパープル。
赤みの少ない青みがかった薄紫色が美しい。

フランスで作出されたレディエックス。独特な花弁の形がカッコイイ。
グレイパールを祖先に持つため、このバラも青の系譜だ。

シックで目を引く赤紫が印象的なブルーマジェンタ。
このような濃い色のバラにも青みを作るヒントが隠されているはず。

マダムヴィオレの横顔。ブルームーンによく似ている。
この品種から青バラ系色素のロザシアニンが科学的に証明された。

クシュクシュとした花形がメルヘンチックなレイニーブルー。
この日は5月としては暑く、気温の変化に耐えながら咲いていた姿が健気に感じられた。

そしてオレンジ色の花弁を堂々と咲かせるプリンセスミチコ。
そういえば我が家にもプリンセスミチコがあったような……?

そこで自宅のそれっぽいやつの写真と見比べてみた。
うーん、長年プリンセスミチコだと思っていたけど、なんか違うなぁ。
AIで画像検索したらブラスバンドという品種と特徴が一致した。
技術の進歩によって、またひとつ疑問が解決した!
今回沢山のバラを直接見ることができ、非常に良い勉強になった。
それぞれに個性豊かな花を咲かせるバラは、まるで植物界で輝く宝石のようだ。
このような素晴らしい作品を生み出してくださった育種家の方々を深く尊敬しながら、僕も何か後世に語り継がれるものを残したいと思った。
